日々徒然

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航空自衛隊 雑感

今回は現在に自分の職業である航空自衛隊について書いていこうと思います。

航空自衛隊。日本の防空を担う重要な組織です。
職種も様々な物があります。
ここで元陸自隊員だった自分がちょっと驚いたのは、空自は基本的に職種変更が出来ない!
陸自は3曹に上がる時や幹部になる時に変更できた気がするんだけど、空自は幹部になる時以外は基本的に入隊してからの約3ヶ月で決まる職種でその後ずーっと自衛官中はやらなきゃいけない。まぁ絶対変われない訳ではないけど基本はないなぁ。
だから教育隊時代になりたい職種になれなかったら厳しいかも。


そして、空自の気質というか、特徴をあらわす言葉は「積極果敢  支離滅裂」だそうです。
空自や海自は、日々日本の空と海を守る実働任務に就いています。
戦闘機のパイロットも、スクランブルがかかれば1秒でも早く空に飛び立とうとします。
空自はとにかくスピード重視!
とりあえず早く対処しちまえばなんとかなる!って感じで勢いよく飛び出すのはいいものの、何してるのかよく分からないってことはたまにあります。

航空自衛隊は、戦後のアメリカ空軍をベースにして発足されています。
なので、やたらと英語が多い。
機材も詳しくは言えませんが、米軍の機材を使ってるので何から何まで全部英語!
陸自の機材は大体日本語なのでこのボタンや部分は何とか分かりやすいですが、最初見た際は驚愕しました。
しかも、大体戦闘部隊の戦闘中の会話も8割は英語での会話です。
あー、やっぱり米軍の影響すごいなと最初思いました。
慣れれば大体言ってる言葉は決まってるので理解出来るようになりますが。

戦闘中に限らず、空自は色々な名称を英語で言います。
以前、陸自時代の仲の良い先輩に、「うちのショップでは〜」みたいな話をしたら、「出たよ空自特有の横文字!ショップってなんだよ、何か売ってるん?」と言われました。
ショップはまぁ職場みたいな意味合いなんですけどね。

陸自からは空自はエリートの集まりとよく見られるみたいです。
自分が自衛隊再入隊する際の試験で、一般曹候補生という、3曹(外国軍で言う伍長)になるのを前提としたコースで合格したのを陸自時代の同期や先輩に伝えたところ、「あいつ空自の補生受かったらしいぞ!めっちゃ頭いいんだな!」みたいな噂が元いた部隊で広まったそうです。

うん、でも全然頭良くないんだよなぁ。空自に転職する前は民間で激務だったから全く勉強してないし、筆記試験も数学苦手だからテキトーに番号書いただけなんだよ。

ですが、やっぱり陸自も「あんな頭ばっかりの奴らより俺たちの方がバリバリ動けるし戦闘力や忍耐も上だぜ!」とライバル意識もあったりするみたいです。
どちらも経験してる自分は板挟みです。

後、空自は規則がやたら細かい。
何をするにしても根拠はどうのこうの、規則がどうのこうのと縛りが多く正直めんどくさいです。
例えば、陸自は装備が豊富で、結構私物の装備が使えたりするのですが、空自は規則にこうしか書いてないから使っちゃダメ!とかうるさいです。

陸自は迷彩服のインナーTシャツはODか、森林系の迷彩なら別に何を使っても良かったのですが、空自の今のデジタル迷彩服だとインナーTシャツは規則でグレーしかダメと書いてあるので、それしか使えません。
最近、同デジタル迷彩柄のTシャツが発売されて買ったのですが、規則上同じ迷彩であるにも関わらず、インナーとして着れなかったりとやたらめんどくさい縛りがあります。
その部分は陸自が良かったなぁ。

とりあえず、今回はこのくらいで、また次回色々書きます。